・・・この視座では以前見えなかったものが見えた・・・

本項での静電相互作用とは生化学の「塩橋」だ。そして酸・塩基は、前々項()の原子軌道の酸・塩基ではない。ここでは、酸:プロトン供与体、塩基:プロトン受容体である。

本項では強酸・強塩基の相互作用は弱酸・弱塩基の相互作用より強力であることが化学構造式を使って説明(本項2)することができる。

 その前に体液中では通常は酸に分類されるカルボン酸は塩基、塩基として分類される脂肪族アミン類は酸としてふるまう話をする。