イチジクは10年以上前の春に苗を買って4品種を植えたが失敗。植えて5~6年は順調(?)で果実を味わうことができた。しかしカミキリ虫の幼虫の害もあって全てが弱り枯れ始めた株もあった。私はロードスを選んで「取り木」し、場所を変えて植えた。これが上側の写真だ。植えて半年以上が過ぎて(2021年10月8日撮影)いるが未だ驚くことはなかった。
下の写真は2025年7月11日に撮影している。左に長く伸びた枝の高さは、前年枝の先端で地面から約170cmだ。2025年枝の上向き枝の上部は画像に収まってない。9月の収穫時には更に伸び、脚立が無ければ収穫できない果実が殆どで、前世代との違いに驚いた。
AIによれば、イチジクの原産地は西アジア説が有力だ。小アジア・中東・エーゲ海とその周辺は今も隆起し続けている。海底だった部分が隆起の途上に珊瑚の最適環境時代を経て膨大な珊瑚礁が形成された。それが圧力で石灰岩に、更にマグマの熱が加わると大理石になった。石灰岩・大理石の成分は「炭酸カルシウム」で、コンクリートの砂・砂利以外の成分(セメント)をおおまかに言えば「ケイ酸カルシウム」である。
下の写真を見れば昭和時代に行ったコンクリート舗装の農道が見える。株元から農道までは約1.6m右奥5.5mにもコンクリートで盛り土を包んだ台座がある。コンクリートのセメント主成分・微量成分は雨水でゆっくり溶け出す。そう、このイチジクの根が植えた翌年以降にコンクリート舗装農道の下側に到達した。そこで大量のカルシウムイオンと遭遇、生まれ故郷(ロードス島:ギリシャに属すが小アジアに非常に近い)に帰れたと錯覚し元気が出た? ・・・気候も地中海性気候は冬多雨・夏少雨で日本の逆だ。イチジク原産地では冬の多雨と低温で多くの二酸化炭素が水に溶け炭酸水となって、石灰石を水溶性の「重炭酸カルシウム:Ca(HCO3)2」に変える反応(鍾乳洞ができる原理)が起こる。日本の畑では石灰石が無いのが普通で石灰分は肥料で施す。くり返すが、40年以上経過したコンクリート舗装道路の下側土壌は偶然にも西アジアの土壌を部分的に再現したと思いたい。
今思えば、酸性の粘土から成る畑に何も考慮せず植えたことが最大の失敗原因だ。自由に動けない植物にとって「環境」は大事だね。
日本でイチジクを栽培する場合昔から日本に在る「蓬莱柿」を植えるのが無難と言えるが、多くの品種を植えて食べ比べたいよね。私の体験はイチジク好きの家庭菜園愛好者やイチジク農家のヒントになるのでは? と思う。コンクリート舗装の農道脇は2026年3月の時点では少し余裕があるので私が生きていれば何年か後に続報があるでしょう。


