江戸末期「黒船」を見た人達は、日本は後進・弱小国を痛感しただろう。当時は先進国による植民地獲得競争が始まる直前である。アヘン戦争後の清国の状況も伝わっていただろう。日本が強国の植民地になることの恐怖感が当時の支配層に蔓延したと思う。

日本の独立を維持するには日本が強国(先進国)になるしか方法がない。先進国に追いつくには? が最重要課題となっただろう。その課題を最速で達成するには先進国の模倣だ。それには最先端の学術情報を含む先進国の全てを知らねばならない。先進国の全てを知るための国民の最重要能力は「理解力」だ。理解力があり努力が伴えば膨大な知識が身につくだろう。理解力が先進国に追いつくための最強の武器となる。

各人の理解力の評価法は多分野に渡るペーパーテストを行いその平均点となったと思うのだ。

日本列島の住民は古来より大陸から文明の断片を取り込む行為があった。それ故に、情報の受信力(理解力)が最重要能力となった。つまり、理解力は文明後進地域の人達に共通する価値観なのだ。いや、そもそも社会的動物では自身の社会と個々の「意」を知るための理解力は所属社会を維持する最重要能力と言える。広域分野の理解力(全てを知る力)の高さに価値を置く「平均点主義」は社会的動物に最も馴染みやすい価値観なのだ。